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クソジジイ 第1話
過去に数年、彫刻や映像表現を学ぶ為、それぞれ高い学費を払って学校に通っておりました。

 今も昔も変わりませんが、こういった学校では講師として、その時々で名の売れている表現者や、大御所を集め、自慢話を聞くというのも授業のヒトツでした。そんな繰り返しで退屈な、時間の浪費ともとれる内容ばかり、それなりに身になる話はしてもらえるのですが、俺様の意見としては、作品を作らせろ、それを評価してくれ、アドバイスができねーなら金返せでしたので、そういった内容には飽き飽きしていました。
 そんな中、弟子を引き連れたクソエッラソーな爺様が講師としてやってきました。弟子がゾロゾロ(俺様の親父よりもはるかに年上の弟子をアゴで使いよる)、着ているモノも気を使ってないようでいて、実はめちゃくちゃオシャレ。そんなイイ気な爺様の第一声が、「俺はどこそこの大学で教えているが、大学なんてもんは話ばかり聞くだけで実践できねー面白くもねー奴等の溜まり場だぜ。」などといきなりのケンカ腰です。生徒の皆様の心を引かせまくりです。特別誰に向かって吐いたわけでもネー文句でしたが、下町育ちの俺様は、空から何かが頭にやってきます。「てめー、クソジジイこの、俺様の作品見てから文句いえやこの。」と死にそうな老体を労わる言葉をかけます。するとそのクソジジイはニヤリと笑って「よし、今日の授業の発表はオメーがトリだ。トチルナヨ。」と。こんなケンカの売られ方は初めてでしたので、ヤッテヤローじゃねーかと、いっちょ腰抜かさしたろか、と思案するのでした。

 クソジジイの提案した授業内容は、A3コピー用紙一枚を使って似顔絵(2D・3D問わず)を作り、最後にその作品を手に持ち、ビデオカメラに向かえというものでした。みんな一様に真剣にマジメに製作に入ります。しかしクソジジイは、「おい、オメー、なんかスポーツやってんのか?」やら「出身はどこだ。」やら、「旅をして何を感じる?」だ、ひたすら話し掛けてきます。しまいには、「俺はあのイルカ野郎の映画を撮ったことがあるんだがな、あいつの書く絵はどうしようもねーが、イルカに関しちゃ本物だ。アイツがいると本当にイルカが寄ってくるんだ、そりゃ近くにいないはずなのに、必ずヤツのところへやってくるんだ。」などと昔話だか、自慢話だかわからない面白い長話をしてくれます。やたらオシャベリ、しかも大声で。そして話が絶妙に上手い。まさに縁側に座る爺様ですね。「で、クライマー、おめー作品はどうすんだ?」結局、製作時間一杯話し込み、いつの間にかジジイ、クライマーと呼び合うようになっていました。が、机の上には、手のついていないA3コピー用紙が一枚。「は?俺様が何も考えないで、ホッておいたとでも?ふざけんなよ。」

 結果から言えば、へん、鼻―あかしてやったわ、てな感じでして、「てめー、コノヤローやりやがったな、もう一回やれって言ってもできねーだろうな。」とそれまでずっと黙っていたクソジジイに、いわしたったことに満足するのでした。ケンカは俺様の勝ちだと。そして授業終了後、「失敗したらどーするつもりだった?」とクソジジイに聞かれ、「失敗前提で作品を創るヤツがいんのか?」と聞き返しました。すると「暇ができたら俺の巣に来い。飯くらい食わしてやる。六本木だ。」なんて、しおらしいことをノタマいます。しかしよく考えてみると、製作時間中ずっと、しつこくしつこく話し掛けてきたことといい、心配したような言葉を投げかけないことといい、そろそろお前だぞ、なんてプッシュしてくることを考えると、俺様が何かを狙っていることを見透かしていたのではないか?と思えるわけです。ケンカに勝ったつもりが、監督・俳優の関係よろしく、より良い作品になるよう、手の上で転がされていたってわけで、全てはクソジジイの壮大な作品に組み込まれていたってことでした。

帰り際、「次も勝負してやるぞ。」と楽しそうなジジイの顔は死んでも忘れん。

つづく
# by b3plus | 2005-05-26 01:39 | プロフィール
ほんてん
今日、本店に移ったばかりの、噂のクライミングジムに行ってきました。

カゼをひいていて、思ったようなクライミングはできませんでしたが、2Qを1本と1Q~初段を1本設定してきました。コンペの為に外されたホールドばかりでスカスカの状態でしたが、壁の形状から大まかなメッセージが見えました。高さがある壁っていいよなー。

まずは形状に慣れなきゃならない。
# by b3plus | 2005-05-25 23:38 | 登る
うるし
最近、マンゴープリンと格闘した末、ウルシ かぶれがぶり 返したナオです。

 2~3週間前に雄冬に行った後から、ウルシの葉っぱに触れたか?、少しカイーナと思っていたところ、噂のマンゴーで出ました。ぶつぶつが。汁が付いた所全てにぶつぶつが。ホンマもんの元気ウルシだったら、ぶつぶつどころじゃなくて日記書いている暇も無いだろうけれど、でもマンゴーで出るってだけで驚きな訳ですよ、ぶつぶつが。眉毛に付いた汁もぶつぶつ化しているし、痛めている右手前腕も、ぶつぶつがぶつぶつです。日が経つにつれ、じわじわと勢力拡大しているあたりは、ホンマもんも、バッタもんもそう大差ないようです。ぶつぶつがね。

かぶれがぶりなぶつぶつ。
# by b3plus | 2005-05-24 23:54 | 飛ぶ
ハッピー
朝。
「ピンポーン、ピンポーン、ピンポーン」
「登りに行くぞ。」

いい天気。
さすがの北海道もここ2、3日の陽気で、若葉が芽吹き、桜が咲き誇っています。そんな中のスキー場、パウダージャンキー北海道だけあって、誰もいないかと思いきや、着いてみればスキー場には人人人。ゲレンデも駐車場もいっぱいです。今年は冬がやたらと長かった為、雪解けが遅れ延長営業とのことでした。リフト1日券が1500円です。べたべたで土混じりの雪でも、皆様快適なリゾートライフ?を満喫されておりました。

でもでも、2月の神立、苗場なんかよりもイイ雪。
ハッピー_c0028573_23362094.jpg

昼過ぎ。
いざリフトに乗ってアプローチ。岩まで5分。以前から遊びの対象としている岩は、デカイヌシとその周辺に限られていましたが、今日は別に目を付けていた岩を中心に散策です。所々雪がゆるんでいて危ないヶ所もありましたが、順調に岩を見てまわります。まだ積雪がメーター超えの部分もあり、正確な岩の規模がわかりませんが、結構な大物をいくつかみつけました。中でもひときわ目を引く岩は、上下3個に別れており、別々に楽しめる大物でした。一見ガレガレの岩はホールドだらけで、登る対象になるかも怪しいのですが、実際にクリーニングをしてトライしてみると、逆層、ツルツルシッカリホールドと、決して侮れません。結局2人で、下岩(3メートル超)に2本と、上岩(5メートル位?)に2本設定できました。天気も良く、ユルーくクライミングしてみたり、ハッピークライミングでした。

行き帰りのゲレンデ歩きはとても楽しい。
ハッピー_c0028573_23485482.jpg


寄り道。
最近、有名な温泉地では無料の足湯(太郎の湯)が流行っているそうです。子供達に混ざって足を突っ込んでみます。ヤケドするかって位熱い。ズボンずぶ濡れで足湯に浸かる子供達に、ダイナマイト・ジャンケンを教えたら、逆にブラックホール・ジャンケンを教えられました。悔しいので“シムラケンナオコ・ジャンケン”を教えようとしたらそっけなく流されてしまいました。

20代をつかまえて、オッちゃんと呼ぶガキは呪われろ。
ハッピー_c0028573_23375013.jpg

帰り道。
色々とお世話になっているスノーボードショップに立ち寄り、新しく完成したクライミングウォールで遊びます。ここのバカなガキドモの成長は著しく、先入観なくクライミングに打ち込むことがこんなにもカッコいいものかと思い知らされます。上手い下手関係なく、自然にセッションができるなんてイイ環境。ハチャメチャな登り、勉強になります。次は奴等も板持参で登りに連れて行こうっと。

去年の今頃、親子熊が出たよ?
ハッピー_c0028573_2339130.jpg

# by b3plus | 2005-05-23 01:40 | 登る
きとかみ
何故だか、“みきさとし”て、言おうとすると、
“みかみひろし”と言ってしまう。
間違える理由が見つからない。
まいっか。
ということで俺様が間違えていたら、推測して見逃してくださいね。

“おだぎりじょー”はヨセミテゲートシティ、フレスノ大学出身だってさ。
# by b3plus | 2005-05-22 03:16 | 観る