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不思議の国とは?
 アニメが社会を映す鏡なら、アニメが子供のモノだとするならば、ただ、粉以外のメッセージは無かったのだろうか。

 絵本収集癖のある親父の趣味とも思えない、ディズニーアニメ、もしくはそれに準ずると思われるタイトルの数々は、時代に取り残されるベータを買ってしまった我が家の宿命だったか。
 代表的な冒険アニメ“ピーターパン”なんてのは、お子様時分にはピッタリだった。大人になった今、好きになる映画と比べてみても、好みが変化していない、成長していない。粉をふれば空を飛べるんだ!イーだろう!内容なんてクソ食らえ!ひたすら楽しい冒険!副作用なんて知るかってのを簡単に説明するとこういうことでしょう。バカなガキなら、この位のブラックさは影響したりはしないね。

 そのズラリなアニメは、見ていて苦痛な物が多い。中でも“遊星からの物体X”とならんで絶対に見たくない、恐怖アニメトップ3というのがある。“指輪物語”と“ダンボ”そして“不思議の国のアリス”だ。俺様の人格形成に大きな影を落としたアニメである。これらのアニメが、なぜ、ピーターパンやピノキオと同じアニメだというのか、まったく理解できない。今すぐR指定対象作品にしてもらいたい。

第3位 “指輪物語”、実写化されて話題になった“指輪物語1・2・3”なんか、比にならないし、なんの迫力も感じない。アニメの構図そのままだし、というかCGというアニメなのに、あの漂う暗さと恐怖感まではコピーできていない。ブラックライダーが迫るシーンなんて、いや、合成技術がそうさせるのか、今も怖くて振り返ったくらい、恐い。お、偶然テレビで“ネバーランド”の話してる。ジョニー・デップ、カッコいいな。もう少し出る映画を選んでくれよ。もう海賊はいいから。

第2位 “ダンボ”、誰に聞いたって共感してもらえないアニメ。“指輪物語”のアニメと違って、普及率、認知度も半端じゃない。ディズニーランドじゃ、ある意味重要な役割を与えられているし、ファンも多い。でも俺様にとっては、あの着グルミが死角にいやしないか気になって仕方がない、ビビリまくりのキャラクターだ。それ程の衝撃をくれたシーンはといえば、アニメの中で弱いダンボが見た夢。それは、信じられないくらいにシュールな夢。ピンクの象が次々現れ、弱いダンボを囲んで脅す夢。ピンクの象が群れを成し、不気味な歌声と共に伸縮膨張を繰り返す夢。噛みすぎたガムみたいな、ピンクの象たちが爆発する夢だ。見ろ、観ろ、ミロ!ここだけでいいから。

ディズニーランドで、このピンクの象達が、巨大な竹馬で表現されていた時には、恐怖と感動で泣けた。表現する必要あるのか? 

第1位 “不思議の国のアリス”が、上記アニメ2作と決定的に違う点がある。ダンボの夢はほんの数分だし、指輪はブラックライダーを警戒すればそれ程でもない。ただ、アリスは全編通して、<ダンボの見た夢みたいな>ひたすら軽くて理不尽な試練が、延々と表現されている。シティーボーイズの笑いというか、包丁の刺さり所が悪くて、中々死ねないという感じが他の2作品にはないんだ。まずは、真っ暗な夜道を歩くアリスの前に現れる犬だかライオンだかのシーン。弱そうなアイツが、アリスの歩く道をヒゲと尻尾で消してしまう。それも淡々と。アリスは一体どこを歩けばいいの。あー、恐ろしい。文章にするだけでも怖い。次、次。次に怖いシーン。今度は直接的なシーン。セイウチだか、トドだかの伯爵だか男爵、騙りかが、牡蠣の赤ん坊達をぺロリと喰うシーン。残酷。悪逆非道。三銃士と同じ、ディズニーの作品とは思えない。次。終盤に出てくる女王陛下。あの「クビヲーハネーッ!」という金切り声は、母親に怒られているような凄いストレスを感じる。苦痛。というか、全編通して、肝心のモンスターが出てこないスプラッター感覚が満載のアニメ。
ちなみに、女王陛下のレストランは感慨深い。ここかー、と思って見渡してしまう。あの金切り声が無くてよかった。

水タバコでぶっ飛んだイモ虫がお前か?パレードには出なくていいから。
by b3plus | 2005-01-30 01:18 | 観る
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