----Supported by----GREGORY FiveTen Cloudveil ROPEGUN Hitme
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
祭りね、1
祭り=神輿

 このことを知ったのはいつのことだろう。
実家に残る写真では、俺様が3歳の時に神輿に乗せられそうになって泣き叫んでいる姿を確認できる。(注:教養のある俺様は自分の子供をそのような罰当たり行為にさらしません。)この時俺様を泣き叫ばせたのは、母方の叔父、マークンである。マークンは、祭り好きであれば誰もがそう自認するように、筋金入りの神輿好きである。そしてマークンに代表される母方の家系は、ジャンボな上に筋骨隆々という、なぜ俺様に遺伝しなかったのかという位、恵まれた体躯をしている。ジジイなんか戦争体験+食料事情の乏しい時勢に生まれたくせに180センチ超!だ。俺様よりデカくて、なおかつ一族で一番の巨体だ。剣道も親子揃って激ツヨ。まるで痩せたアケポノみたいな凶悪な体躯。そしてイロイロと指が無い。誰もが勘違いするその風貌。確かに某企業の組合長だったり、マークンに関しちゃ、スゲーチャリの選手だったりと、闘争本能剥き出しが好きな家系だ。

激重象牙ハシで、バッチーンと横っ面をぶちのめす。

 俺様が中学生のホントにヒョロヒョロの痩せ、でも一番モテていたころ。
初めて鳥越祭に連れ出された。噂では東京一ドデカイ神輿で、アバレモノ比率ナンバー1の座を死守している、アクの強い祭りと聞かされていた。つまりヨソモノOKで、どこも出禁にされているペイント背中の本職の方々が、唯一参加できる晴れの舞台ってわけ。千貫神輿ってくらいだからハンパねーデカさだし。知る限り一番育ちが悪い。
 午前中は町神輿なんだけど、もちろん休憩の度に振舞があって、もうミンナ真っ赤か。人間性なんてモノは、どんどんドブに流れていく。マークンはいつだってケツ持ち、俺様はヒョロいから適当にぶら下がってるようなもの。さんざん担ぎまわって、昼を挟んで午後、出ました本神輿、千貫神輿!で、でけー。でかすぎ。それ以上に担ぎ手の数がハンパじゃない。100、200じゃあないよ。デカイとはいえ、せいぜい1トンそこら。そこまでの人数はお呼びじゃない。もう俺様と千貫神輿の間には殺気に満ちた怒号が響き渡っている。よっしゃ、見学!そんな気分を察知されたか、酔っ払ったマークンは俺様を小脇に抱え(コマンドーのシュワみたいにさ)無人の荒野を行くが如く突き進む。「ほい、ごめんよ、ごめんよ。」そこらじゅう殴り合い。

「昨年は3人もね、でましたのでね、国家権力さんも力が入っとりますわ。」
「いざという時はハッピを脱いでからにしてくださいよ。」

 気付いたら千貫神輿のハナにいた。後ろにはマークン。最高の場所、最高の栄誉ではあるが、バタリアンの襲来必至、ダイブした先の終着地点だ。凄いよ、素っ裸だけど、裸に見えない、持ち物といえば殺気しかありませんみたいな方々が、人の頭を踏みつけ踏みつけこちらに向かって来る様は。おもむろにハッピをつかまれて、ポーンって投げられた経験てある?誇張じゃないよコレ。本職が酔っ払った末に出す力は筋力じゃない。本能から絞る力だ。

「だ、がきゃー、ちゃけー。」

明日につづく
[PR]
by b3plus | 2005-07-09 02:29 | プロフィール
<< 祭りね、2 業務連絡3 >>