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日記
 今回、“フーテン”を登ったことで、身体の活用法について一片の結果を導き出すことができた。(決して難易度のことを言っていない。)この課題に対する歳月とは、すなわち自らの体、及び脳を違った形で進化させようという、迷い、悩み、そのものであり、難易度だけを考えれば、それ程の努力を要する課題ではなかった。要はその時々に見ている目標次第で、登れたり登れなかったりという自分に気付いたってことか。

 その身体活用法に対する疑問だが、 ~それまで信じて追求してきたクライミングテクニックでは飽きてしまったということもある~ 想定する課題のレベルを引き上げたことが疑問に気付くキッカケだった。ミタケやビショップで、それまでに無い内容の課題と向き合う内、“ゼロ”と名づけるに到る状況に追い込まれることが多くなった。つまり“潰れきっている”から“伸びきる”に移行するという、極限まで余裕の無い状況をいかに打開するのか、という想定こそが北海道上陸と時を同じくして苦悩に変わったということである。そんな瞬間に出会ってしまったラインが“フーテン”で、それまで追求していた、インスタントなクライミング技術(北海道の主治医との会話から引用)に対する絶望が、強く重く心に圧し掛かってくるようになる。今では、北海道上陸後数年の不振は、この信じるべき柱を失ったことによる苦悩ととらえている。

 この4月から続くツアーの中で、長年抱えてきた疑問に対する答えはまだ明確に見えていない。しかし一緒にツアーを回ってくれた道連れをモルモットにして、観察を続けた結果、かすかな希望をもらえたような気がした。俺様の長年の疑問を彼等に打ち明け、目の前に迫る課題にその考えを応用してもらったところ、すんなりと理解し結果に転化されてしまった。この出来事は俺様の長いだけのキャリアにおいて、本当に衝撃的な出来事であり、心から感動した瞬間でもあった。

 感動したということは迷いが無くなったことを意味し、自信を持って体を操縦できることでもある。このことが“フーテン”の完登につながったことを考えると、ヤッパリ旅の効能はすごいなと思えてくる。次はこの理解を熟成していくことが目標となるか。その為には、より美しく、危険な岩との出会いが必要だ。それまではいいセッションを求めて彷徨うことにしよう。

インスタントラーメンだって、美味しく食べる努力が必要。
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by b3plus | 2005-05-10 19:22 | 駄文
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